私共は、めざす姿として「中堅・中小企業に対する組織変革支援のトップブランド」ということを掲げています。
これは、企業規模の拡大をはかることを述べている訳ではありません。コンサルタント一人ひとりが、仕事に誠実に向き合い、質の高いコンサルティングを提供することで、品質面でトップとの認知をいただくことを指しています。
成功を収めるには二つのパターンがあると言われます。一つが、目標設定をして、戦略的に施策を打って成功を獲得する「アメリカン・ドリーム型」。もう一つが、頼まれたこと・目の前の課題を、でき得る最善を尽くして解決していく。それを繰り返していくことにより、気付けば、かなりの“高み”に登っていた。これを「ジャパニーズ・ドリーム型」と言うそうです。
私共は後者のスタンスで、ご縁をいただいたお客様に寄り添い、悩みや問題を一緒に解決していくことを積み重ねて、結果的にトップブランドの認知が得られればと考えています。
中堅・中小企業がお客様です。名前が知れた大手企業のコンサルティングも、もちろん価値があると思います。ただ、やりがいという意味では格段の差があります。
我々は、社長や役員といった、会社の中核を担う方に直接、提案・提言をしていくことがほとんどです。支援内容が大きく顧客企業に影響を与えることになり、仕事の醍醐味が味わえます。
組織運営のあり方としては、一人ひとりのコンサルタントの想いを尊重し、自由度の高い運営を心掛けています。
私共の会社を志望されるのは、自主性の高い、志をもった人達です。型にはめるのでなく、本人の望む仕事をしてもらうため、部署異動も本人の意向に沿って行います。
上司や先輩も「管理」することよりも、成長を「支援」するスタンスで接します。
ですから、若くとも責任ある仕事をどんどん任せていきます。私自身も、新卒で入社したのですが、今から思えば「よく任せてくれたな」という仕事を一年目から行わせてもらいました。また、私の後輩においては、一年目から書籍を出版した者もいます。
我々は、仕事柄、数十名・数百名の方を対象とした講演会・セミナーを行う機会が多くあります。一般的には、講師を務める方は、その道のかなりのベテランがされるケースがほとんどです。ただ、私共では、新卒から三年以内に講師を務めてもらうようにしています。
IBMの実質的な創業者である、トーマス・ワトソン・シニアが、「成功したいなら、失敗を2倍の速度で経験することだ。なぜなら、成功は失敗の向こう側にあるのだから。」という言葉を遺しています。
私自身、若い時は随分、失敗や問題を起こしました。ただ、上司・先輩はブレーキをかけることなく、それを許容してチャレンジを続けさせてくれました。その時の経験が、今日の自分の土台となり、自信となっています。
これから先も、後輩の皆さんがチャレンジできる環境をつくり続けていきたいと思っています。